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代表インタビュー 呼吸器内科

腫瘍を通して患者さんを診る。死の間際まで、最善を尽くす。柴田剛志先生

森田昌宏先生

治療に困難を伴う疾患を
いかに患者さんに伝えるか。

呼吸器内科の診療では、肺がんや進行性の呼吸不全をきたす間質性肺炎、難治性の肺感染症など治療に困難を伴う疾患をもつ患者さんと関わるため、治療の良い面だけでなく、懸念される副作用など、デメリットもわかりやすく伝えるスキルが求められます。どの診療科にも共通することかもしれませんが、患者さんにとって悪い知らせをいかに伝えるかは医師としてとても大切な課題であり、日々患者さんとのコミュニケーションから学ぶことで自分自身も成長できると感じています。私は、これまでに2度国立がん研究センターで肺がん診療について研修する機会を頂いていて、そこでの経験が大きな糧になっています。

高齢者の肺がん患者さんに適切な治療を届けることを目指して。

これからの日本では高齢の患者さんがますます増加していきます。肺がんも例外ではなく、高齢者の肺がん患者さんは体力や臓器の働きに個人差があり、個々の患者さんの状態に合わせて、適切な治療を提案することが重要です。私は、国立がん研究センターでの研修の経験を生かして、高齢の肺がん患者さんや悪性胸膜中皮腫の患者さんの適切な治療選択をテーマに臨床研究を進めています。

森田昌宏先生

多様なキャリアを選択できる呼吸器内科の医局。

呼吸器内科の医局では、研究に関することや患者さんの診療で困っていること、また今後の進路についてなどなど、いつでも他の先生に相談できます。北は北海道から南は沖縄まで出身大学は様々で、ベテランの先生から若手の先生まで40名以上の先生が研究と臨床に携わっています。名大呼吸器内科の魅力は、自分の興味のある分野が明確でない方でも、腫瘍、感染症、アレルギーなど多様な疾患に向き合っているうちに、追求したい専門分野が見つけられることです。名古屋大学や名大の関連病院だけでなく、海外留学や国内のトップレベルの施設で研修を経験するなど、多様な分野でキャリア形成をめざせる環境が整っています。呼吸器内科入局にあたり大切なのは、手先が器用かどうかとか、向き不向きなどではなく、様々な疾患をもつ呼吸器内科の患者さんに真剣に向き合える姿勢だと考えています。また呼吸器内科で研究を希望する方についても、今の時点でどれだけ知識があるかではなく、大切なのは臨床研究や基礎研究に対する熱意です。知識や技術は入局後のトレーニングで身に着けることができますので、もし呼吸器内科の入局を迷っている方がいれば、いつでも相談にきてください。

プロフィール

2000年 岐阜大学医学部卒業。2006年 国立がん研究センター中央病院で研修。2010年 名古屋大学大学院医学系研究科 呼吸器内科学医学博士。2012〜13年 国立がん研究センター東病院がん専門修練医コース修了。2015年から卒後臨床研修・キャリア形成支援センター教員として若手医師の育成を務める。現在の研究テーマは高齢者の肺癌・悪性胸膜中皮腫の化学療法で、肺癌と悪性胸膜中皮腫の患者さんの臨床治験、一般診療を担当している。

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