研究が好き!LOVE LAB 基礎医学研究者育成プロジェクト 名古屋大学医学部学生研究会

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2017.10.25
論文

2年深津紀暁さんの学会参加報告

 第9回 光操作研究会@東北大学2017 参加報告

名古屋大学 医学部医学科2年 深津紀暁(環境医学研究所 神経性調節学)

 

 20171021日(土)、22日(日)に東北大学星陵キャンパス星陵会館にて開かれた光操作研究会@東北大学2017に当日参加(聴講のみ)いたしました。

 

 光操作研究会は、光を用いて特定の細胞の機能を制御する光遺伝学に関する最新の知見や技術について発表し、ディスカッションを通じて切磋琢磨していく場として2009年より毎年開かれてきました。今年は東北大学の松井広先生が主催され、東北大学をはじめとして名古屋大学、東京大学、京都大学、大阪大学など全国各地から研究者の方々がいらっしゃいました。

 内容はポスター発表と特別講演、また一日目の夜には懇親会も開かれました。ポスター発表の件数は68件にも及び、内容も光操作による神経制御だけではなく細胞死の誘導や酵素活性の調節など多岐にわたり、どれも斬新な研究で興味深いものでした。

 特別講演では大川宣昭先生(富山大学)、林悠先生(筑波大学)、山田真弓先生(京都大学)に加え、大学院生の方達にも講演して頂きました。また、海外からのゲストとしてIvan de Araujo先生(イェール大学)、Michael Halassa先生(NYU)、Franziska Schneider先生(フライブルク大学)、Elizabeth M. C. Hillman先生(コロンビア大学)、Etienne Audinat先生(パリ第5大学)にもお越し頂きました。当日、Araujo先生は残念ながらお越し頂くことができませんでしたが、国内だけでなく海外の最先端の研究にも触れる非常に貴重な体験をすることができました。

 会場の雰囲気はあまり堅苦しいものではなく、自身の研究を通じてコミュニケーションを奨励する非常にアットホームな会でした。懇親会では多くの方とディスカッションを交わすことができ、自身の研究と共通する内容や今後の展望について語り合うなど大いに盛り上がりました。帰りの22日は台風21号のピークでもあり、新幹線が止まって車中泊するなどトラブルもありましたが無事に終えることができました。    

最後に、今回の光操作研究会参加にお誘いして頂いた松井先生、山中章弘先生(名古屋大学 神経性調節学)、こちらの質問にも真摯に答えて頂いた講演者、ポスター発表者の方々、そして手厚いサポートをして頂いた学生研究会の方々に深く御礼申し上げます。

 

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  会場:東北大学星陵キャンパス星陵会館             仙台駅